からっぽ
お風呂から上がって見る景色
からっぽのリビング
ああ、わたしは、これが嫌いだったんだな
って。
家に帰れば、家族がいて、明るくて、暖かいはずなのに、なぜだか寂しくて、悲しくて、やるせない気持ちになるのは、なぜなんだろう。
きっとやることがなくて、考えることが少ないこともあるんだろうけれど、嫌だったことを凝縮したこの空間に閉じ込められてるのが嫌なんだと思う
いま、わたしは、あなたの嫌いなわたし
近付かない方がいい。きっと。
でもね、ここから救ってほしいの。この、泥沼から救ってくれるのは君だけなの。
そんなことも言えるわけなく、ただただ気持ちに蓋をして。
終わっていく2018年を、君の隣では見ることができず、次に来る2019年の始まりをも、君の隣では見ることができないんだ。
言葉を紡ぐのも、君に気持ちを伝えるのも、おんなじくらい難しいね。こそばゆいね。